ショップジャパンの低温調理器「デリシェフ」を試してみました|口コミ・レビュー
話題の「低温調理器」を使って、初めての低温調理にチャレンジしてみました。
今回使用したのは、ショップジャパンさんの「デリシェフ」という調理器具です。
「デリシェフ」は食材に最適な水温を設定して、一定温度(恒温)で加熱することができる低温調理器です。
家で(夫の好物の)ローストビーフを作ってあげたい!と思ったのが試すきっかけでしたが、ローストビーフだけでなく鶏ハムも骨付き肉も、とにかく肉料理が何でも、驚くほどやわらかくジューシーに仕上がります。
あまりにプロっぽい仕上がりに感動して、最近はいろんな食材(とくにかたまり肉)を買ってきては、低温調理レシピを試しております。
そんな低温調理器「デリシェフ」を使ってみた様子や、使い方のポイント、良いところや気になるところなどをご紹介します。
低温調理器「デリシェフ」の使い方
まず、かんたんに「デリシェフ」の使い方をご紹介します。
1.鍋に本体をセットする 本体の固定グリップを鍋の側面にはさみ、鍋に水またはぬるま湯を入れます。電源プラグをコンセントにつなぎます。 ※鍋の下には鍋しきを忘れずに! |
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2.温度と時間を設定する コントロールパネルを操作し、「温度」「時間」を設定します。設定すると、自動的にプレヒーティング(余熱)が始まります。 |
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3.調理を開始する プレヒーティングが終了後、食材を鍋の中に入れます。そのままほったらかしでOK。 |
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4.完成 設定時間まで経過すると、自動で停止します。食材を取り出して完成です! |
調理が終了したら、電源プラグをコンセントから抜きます。鍋のお湯が冷めたら、本体を鍋から取り外してください。
「デリシェフ」本体のあつかいで注意するところは、下半分のステンレス部分は水につけてもOKなのですが、上半分の黒い部分やコントロールパネルは防水ではないため水厳禁!なところです。
▲画像は取扱説明書より引用
上の部分が水に浸かると壊れてしまいますので、ここだけは注意してお取り扱いください。
「デリシェフ」でローストビーフを作ってみたレビュー
さて、では早速「デリシェフ」でローストビーフを作ってみます。レシピは、取扱説明書の後半に記載されていたものを参考にしています。
材料はこちら。「牛もも肉 約300g」「塩」「こしょう」「オリーブオイル」です。(ソースは別途)
常温に戻した牛もも肉に、塩こしょうをします。
チャック付きポリ袋に牛もも肉を入れ、空気を抜きながらチャックを閉めます。
鍋に「デリシェフ」本体を設置して水を入れ、「56℃・1時間30分」に設定します。
プレヒーティングが終了したら、「ピッピッ」と電子音がなりお知らせしてくれます。すぐに袋を入れて加熱します。
加熱が終了したら、「ピーピーピー」と電子音がなります。鍋から袋を取り出します。
フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、肉の全面に焼き色をつけます。
焼いた肉はアルミホイルに包み、レアなら10分程度、ミディアムレアなら30分程度休ませてから切り分けます。(今回は10分にしました)
できあがったお肉をカットしてみると、どの断面もきれいなピンク色!
まんべんなく加熱されているのがわかって、家でもこんなに上手な焼き加減で作れるんだ!と感動〜。
オーブンやフライパン調理だともっと焼きムラがでるはずなので、低温調理ならではの加熱ですね。
食べてみたところ、うわさ通りのしっとり感とジューシーさ…!厚みのある部分でも難なく噛み切れるし、肉汁もしっかり感じられました。
あととりあえず、できたてがおいしい!
これまでスーパーの冷えたローストビーフばかり食べてましたが、温かくて切り分けたすぐの方が断然ウマイです。これは家で作らないと体験できませんでした。
味付け(塩加減)は、もうちょっと試行錯誤したい感じですが、初めてにしては十分です。
安いローストビーフを外で買うよりは手作りした方がおいしい(!)くらいのレベルにはなっているはず。さらに、自分好みの焼き加減や味を追求したくなりました。
「デリシェフ」で作るおすすめ低温調理メニュー
ローストビーフ以外にも、「デリシェフ」はいろんな食材の調理に役立つのですが、私が作ってみた中でとくにいいな!と思ったメニューをご紹介します。
鶏むね肉のやわらか煮
鶏むね肉の低温調理は、1度は試していただきたい…!
パサついて固くなりがちな鶏むね肉が、かなりおいしく生まれ変わります。驚きのやわらかさ&ジューシーさ。
安売りしているときに買い込んで作り置きしておくと、お弁当のおかずや夕飯のおつまみに活躍します。安いしおいしいしコスパ抜群です。
参考レシピ:「デリシェフ」取扱説明書&レシピ
フォアグラみたいな鶏レバー
短時間で作れるので、もしレバーが苦手ではなければ手軽に作れるおすすめの1品。
パサつきがちなレバーがなめらかでクリーミーな食感に生まれ変わります。本当にトロッとしていて、もはやレバーとは別物になりますが、これはこれでかなり好き。
ペースト状にしやすいのでレバーペーストにするのもいいし、クラッカーにのせて塩とオリーブオイルをかけて食べるのも美味でした♪
参考レシピ:フォアグラみたいな低温調理の鶏レバー
ラムチョップのグリル
ラム肉の低温調理も思いの外よかったです。
低温調理をしてから表面を焼いて焦げ目をつけ、カットしてみるときれいなピンク色。
そしてものすごく柔らかいです。ナイフを入れる時点ですごく柔らかいとわかるので嬉しい。
ちょっと味が弱かったけど、火の通り加減は大満足。どのレシピもそうですが、味付けはもっと試行錯誤していきたいです。
参考レシピ:女子うけ抜群な男の低温調理ラムチョップ
低温調理器「デリシェフ」を使ってみて感じたメリット・デメリット
低温調理器でいくつか料理を作ってみて、私が感じたメリットデメリットをまとめました。
良かったところ・おすすめなところ
- やわらかくおいしく調理できる
- いろいろな食材に使えてレシピが豊富
- 調理の手間が減る
肉だけでも牛・豚・鶏・羊といろんな種類の部位を試していますが、総じて「肉がやわらかい」「水分を保てている(ジューシー)」です。
食材の種類によって「温度」と「時間」は変わりますが、そこを間違わなければほぼ失敗はしなさそう!適切な温度と時間は、ネットで調べればすぐにわかるので困りません。
「○○(食材やメニュー名) 低温調理」で検索すれば、レシピがたくさんでてきますし、低温調理は研究されている方も多く、参考になるブログもすぐ見つかります。
基本的には、「下味をつける→低温調理する→(表面を焼く)→盛り付ける」というシンプルな工程で、低温調理の工程はほったらかしでOKなので、総時間はかかりますが手間は減るのかな、と思います。
気になったところ・イマイチなところ
- 「深めの鍋」と「チャック付きポリ袋」が必要
- 大量に作るのには向かない
- 収納場所に困りそう
「デリシェフ」が届いた状態はこんな感じで…
実際に調理をするとなると、別途「深めの鍋」と「チャック付きポリ袋」が必要になります。
すでに持っている場合はよいのですが、うちには深鍋がなかったのでこのために購入しました。
チャック付きポリ袋は常備していたのでそれを使っていますが、大きさ違いで何種類か用意しておくと、より低温調理がはかどると思います。
さらに「袋に入る量」かつ「鍋に入る量」が調理できる最大容量なので、そこを加味しつつ分量を考える必要があります。(といってもこれまで作ってみて困ったことはありませんが)
あとは、調理器具を新調する際にはいつでも問題になりそうな「収納場所」ですね。
「デリシェフ」はそこまでかさばらないものの自立しないので、横にして棚や引き出しにしまうのがいいのかもしれません。
…が、今は使用頻度が高いので、鍋に取り付けたままキッチンの空きスペースに(鍋ごと)置いています。
「デリシェフ」と「Anova アノーバ」の違いを比較
低温調理器には各社いろんな製品がありますが、その中でも有名なアメリカ製の「Anova(アノーバ)」の仕様を調べて、比較してみました。
※Anovaには色々なモデルがありますが、今回は「Anova Precision Cooker Nano」と比較しています。
どちらの製品も「水温を一定に保つ」という基本的な機能に差はありません。
ですが「Anova」には、スマホと連動して(WI-FI + Bluetooth)水温をコントロールできる機能があります。ここが「デリシェフ」と大きく違うメリットです。
ただ、「Anova」は海外製ということもあり、日本語の説明書がなく(英文のみ)、別途2P電源プラグを3P電源プラグに変換するアダプターが必要になるなどのデメリットがあります。
あと細かい違いでいうと、鍋への取り付け方法が「デリシェフ」はクリップ式なのに対し、「Anova」はねじ式(ちょっと面倒?)というところでしょうか。
大きな違いはスマホ連動の機能なので、ここが必要かどうかで選択肢が変わってきますね。
初めての低温調理器だったら「デリシェフ」がいろんな面で安心かな、と思います。
おわりに
以上、低温調理器「デリシェフ」を一通り使ってみた感想レビューでした。
「デリシェフ」のおかげでいろいろな低温調理を簡単に試すことができて、毎日楽しいし食卓がうるおっています(・v・)
料理好きな方なら1度は試してみてほしい!きっといろんな低温料理を作りたくなるはずです。
私はまだ肉料理しか試していませんが、魚料理や卵料理のレシピもたくさんあって、これからまだまだ活躍しそうです。
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