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「デリシェフ」を使って初めての低温調理に挑戦!ローストビーフも簡単においしくできたよ

投稿日:2018-07-19 更新日:

ショップジャパンの低温調理器「デリシェフ」を試してみました|口コミ・レビュー

話題の「低温調理器」を使って、初めての低温調理にチャレンジしてみました。

今回使用したのは、ショップジャパンさんの「デリシェフ」という調理器具です。

デリシェフ ショップジャパン

デリシェフ

デリシェフ」は食材に最適な水温を設定して、一定温度(恒温)で加熱することができる低温調理器です。

家で(夫の好物の)ローストビーフを作ってあげたい!と思ったのが試すきっかけでしたが、ローストビーフだけでなく鶏ハムも骨付き肉も、とにかく肉料理が何でも、驚くほどやわらかくジューシーに仕上がります。

あまりにプロっぽい仕上がりに感動して、最近はいろんな食材(とくにかたまり肉)を買ってきては、低温調理レシピを試しております。

そんな低温調理器「デリシェフ」を使ってみた様子や、使い方のポイント、良いところや気になるところなどをご紹介します。

低温調理器「デリシェフ」の使い方

まず、かんたんに「デリシェフ」の使い方をご紹介します。

デリシェフ 使い方 1.鍋に本体をセットする
本体の固定グリップを鍋の側面にはさみ、鍋に水またはぬるま湯を入れます。電源プラグをコンセントにつなぎます。
※鍋の下には鍋しきを忘れずに!
デリシェフ 使い方 2.温度と時間を設定する
コントロールパネルを操作し、「温度」「時間」を設定します。設定すると、自動的にプレヒーティング(余熱)が始まります。
デリシェフ 使い方 3.調理を開始する
プレヒーティングが終了後、食材を鍋の中に入れます。そのままほったらかしでOK。
デリシェフ 使い方 4.完成
設定時間まで経過すると、自動で停止します。食材を取り出して完成です!

調理が終了したら、電源プラグをコンセントから抜きます。鍋のお湯が冷めたら、本体を鍋から取り外してください。

「デリシェフ」本体のあつかいで注意するところは、下半分のステンレス部分は水につけてもOKなのですが、上半分の黒い部分やコントロールパネルは防水ではないため水厳禁!なところです。

デリシェフ 注意点
▲画像は取扱説明書より引用

上の部分が水に浸かると壊れてしまいますので、ここだけは注意してお取り扱いください。

「デリシェフ」でローストビーフを作ってみたレビュー

さて、では早速「デリシェフ」でローストビーフを作ってみます。レシピは、取扱説明書の後半に記載されていたものを参考にしています。

デリシェフ 低温調理 レシピ

材料はこちら。「牛もも肉 約300g」「塩」「こしょう」「オリーブオイル」です。(ソースは別途)

ローストビーフ 低温調理 材料

常温に戻した牛もも肉に、塩こしょうをします。

チャック付きポリ袋に牛もも肉を入れ、空気を抜きながらチャックを閉めます。

ローストビーフ 低温調理 やり方

鍋に「デリシェフ」本体を設置して水を入れ、「56℃・1時間30分」に設定します。

デリシェフ 低温調理 設定

プレヒーティングが終了したら、「ピッピッ」と電子音がなりお知らせしてくれます。すぐに袋を入れて加熱します。

デリシェフ 低温調理 やり方

加熱が終了したら、「ピーピーピー」と電子音がなります。鍋から袋を取り出します。

デリシェフ 低温調理 やり方

フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、肉の全面に焼き色をつけます。

デリシェフ 低温調理 やり方

焼いた肉はアルミホイルに包み、レアなら10分程度、ミディアムレアなら30分程度休ませてから切り分けます。(今回は10分にしました)

できあがったお肉をカットしてみると、どの断面もきれいなピンク色!

デリシェフで作ったローストビーフ

まんべんなく加熱されているのがわかって、家でもこんなに上手な焼き加減で作れるんだ!と感動〜。

オーブンやフライパン調理だともっと焼きムラがでるはずなので、低温調理ならではの加熱ですね。

デリシェフで作ったローストビーフ

食べてみたところ、うわさ通りのしっとり感とジューシーさ…!厚みのある部分でも難なく噛み切れるし、肉汁もしっかり感じられました。

あととりあえず、できたてがおいしい!

これまでスーパーの冷えたローストビーフばかり食べてましたが、温かくて切り分けたすぐの方が断然ウマイです。これは家で作らないと体験できませんでした。

味付け(塩加減)は、もうちょっと試行錯誤したい感じですが、初めてにしては十分です。

安いローストビーフを外で買うよりは手作りした方がおいしい(!)くらいのレベルにはなっているはず。さらに、自分好みの焼き加減や味を追求したくなりました。

明日を、もっと、ハッピーに!『ショップジャパン』

「デリシェフ」で作るおすすめ低温調理メニュー

ローストビーフ以外にも、「デリシェフ」はいろんな食材の調理に役立つのですが、私が作ってみた中でとくにいいな!と思ったメニューをご紹介します。

鶏むね肉のやわらか煮

鶏むね肉の低温調理は、1度は試していただきたい…!

パサついて固くなりがちな鶏むね肉が、かなりおいしく生まれ変わります。驚きのやわらかさ&ジューシーさ。

デリシェフ 鶏むね肉 レシピ

安売りしているときに買い込んで作り置きしておくと、お弁当のおかずや夕飯のおつまみに活躍します。安いしおいしいしコスパ抜群です。

参考レシピ:「デリシェフ」取扱説明書&レシピ

フォアグラみたいな鶏レバー

短時間で作れるので、もしレバーが苦手ではなければ手軽に作れるおすすめの1品。

デリシェフ 鶏レバー レシピ

パサつきがちなレバーがなめらかでクリーミーな食感に生まれ変わります。本当にトロッとしていて、もはやレバーとは別物になりますが、これはこれでかなり好き。

ペースト状にしやすいのでレバーペーストにするのもいいし、クラッカーにのせて塩とオリーブオイルをかけて食べるのも美味でした♪

参考レシピ:フォアグラみたいな低温調理の鶏レバー

ラムチョップのグリル

ラム肉の低温調理も思いの外よかったです。

低温調理をしてから表面を焼いて焦げ目をつけ、カットしてみるときれいなピンク色。

デリシェフ ラムチョップ レシピ

そしてものすごく柔らかいです。ナイフを入れる時点ですごく柔らかいとわかるので嬉しい。

ちょっと味が弱かったけど、火の通り加減は大満足。どのレシピもそうですが、味付けはもっと試行錯誤していきたいです。

参考レシピ:女子うけ抜群な男の低温調理ラムチョップ

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低温調理器「デリシェフ」を使ってみて感じたメリット・デメリット

低温調理器でいくつか料理を作ってみて、私が感じたメリットデメリットをまとめました。

良かったところ・おすすめなところ

  • やわらかくおいしく調理できる
  • いろいろな食材に使えてレシピが豊富
  • 調理の手間が減る

肉だけでも牛・豚・鶏・羊といろんな種類の部位を試していますが、総じて「肉がやわらかい」「水分を保てている(ジューシー)」です。

食材の種類によって「温度」と「時間」は変わりますが、そこを間違わなければほぼ失敗はしなさそう!適切な温度と時間は、ネットで調べればすぐにわかるので困りません。

「○○(食材やメニュー名) 低温調理」で検索すれば、レシピがたくさんでてきますし、低温調理は研究されている方も多く、参考になるブログもすぐ見つかります。

基本的には、「下味をつける→低温調理する→(表面を焼く)→盛り付ける」というシンプルな工程で、低温調理の工程はほったらかしでOKなので、総時間はかかりますが手間は減るのかな、と思います。

気になったところ・イマイチなところ

  • 「深めの鍋」と「チャック付きポリ袋」が必要
  • 大量に作るのには向かない
  • 収納場所に困りそう

「デリシェフ」が届いた状態はこんな感じで…

デリシェフ 内容物一覧

実際に調理をするとなると、別途「深めの鍋」と「チャック付きポリ袋」が必要になります。

すでに持っている場合はよいのですが、うちには深鍋がなかったのでこのために購入しました。

チャック付きポリ袋は常備していたのでそれを使っていますが、大きさ違いで何種類か用意しておくと、より低温調理がはかどると思います。

さらに「袋に入る量」かつ「鍋に入る量」が調理できる最大容量なので、そこを加味しつつ分量を考える必要があります。(といってもこれまで作ってみて困ったことはありませんが)

あとは、調理器具を新調する際にはいつでも問題になりそうな「収納場所」ですね。

「デリシェフ」はそこまでかさばらないものの自立しないので、横にして棚や引き出しにしまうのがいいのかもしれません。

…が、今は使用頻度が高いので、鍋に取り付けたままキッチンの空きスペースに(鍋ごと)置いています。

「デリシェフ」と「Anova アノーバ」の違いを比較

低温調理器には各社いろんな製品がありますが、その中でも有名なアメリカ製の「Anova(アノーバ)」の仕様を調べて、比較してみました。

※Anovaには色々なモデルがありますが、今回は「Anova Precision Cooker Nano」と比較しています。

デリシェフ アノーバ
外観
本体サイズ 高さ390.5mm×幅73.5mm×奥行93.5mm 高さ325.0mm×幅56.0mm×奥行56.0mm
重量 約1.6kg 約0.7kg
取り付け クリップ式 クランプ式(ねじ)
温度設定 0~90℃(0.5℃ごと) 0~90℃(0.1℃ごと)
時間設定 0~99時間59分 0~99時間59分
消費電力 800W 750W
電源 AC100V、50/60Hz 120V
販売元 ショップジャパン Anova

どちらの製品も「水温を一定に保つ」という基本的な機能に差はありません。

ですが「Anova」には、スマホと連動して(WI-FI + Bluetooth)水温をコントロールできる機能があります。ここが「デリシェフ」と大きく違うメリットです。

ただ、「Anova」は海外製ということもあり、日本語の説明書がなく(英文のみ)、別途2P電源プラグを3P電源プラグに変換するアダプターが必要になるなどのデメリットがあります。

あと細かい違いでいうと、鍋への取り付け方法が「デリシェフ」はクリップ式なのに対し、「Anova」はねじ式(ちょっと面倒?)というところでしょうか。

大きな違いはスマホ連動の機能なので、ここが必要かどうかで選択肢が変わってきますね。

初めての低温調理器だったら「デリシェフ」がいろんな面で安心かな、と思います。

おわりに

以上、低温調理器「デリシェフ」を一通り使ってみた感想レビューでした。

「デリシェフ」のおかげでいろいろな低温調理を簡単に試すことができて、毎日楽しいし食卓がうるおっています(・v・)

料理好きな方なら1度は試してみてほしい!きっといろんな低温料理を作りたくなるはずです。

私はまだ肉料理しか試していませんが、魚料理や卵料理のレシピもたくさんあって、これからまだまだ活躍しそうです。

明日を、もっと、ハッピーに!『ショップジャパン』

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