家庭用脱毛器「トリア・パーソナルレーザー脱毛器4X」のくわしい仕様や、購入前に気になっていた疑問について、調べたことをまとめた記事です。
脱毛器の購入をどれにしようか迷っている方が、公平に判断できるよう、できるだけ客観的な情報をのせるようにしました。必要な部分を参考にしていただければと思います。
自宅で本格的なレーザー脱毛が安全に手軽にできる
「トリア・パーソナルレーザー脱毛器4X」(以下略:トリア)をひとことで表すならば、
自宅で本格的なレーザー脱毛が、安全に手軽にできる
脱毛器です。
トリアは自宅で手軽に、体や顔のムダ毛のお手入れができます。
「クリニック(医療レーザー脱毛)と同等の技術を応用し、たった3ヶ月でスベスベな肌が実感できる!」とうたっています。
「トリア」ってどんなブランド?
そんなトリアを販売しているのが「トリア・ビューティ」というアメリカの会社です。
トリア・ビューティでは、ムダ毛ケア用のレーザー脱毛器のほか、エイジングケア用の美容レーザー器も販売しています。「光美容」に関わる製品を作っている会社です。
日本では、初代のトリア・パーソナルレーザー脱毛器が2005年に発売されたとのこと。日本での販売実績は10年以上あるようです。
クリニックで使用されている医療用機器との比較
トリアは、自宅で本格的なレーザー脱毛を安全に手軽にできるよう開発されており、医師が使用する機器と同じ、ダイオードレーザーという種類のレーザーを使用しています。
医師によるクリニックでの施術で使われている(医療用)機器と、家庭用のトリア、費用だけで比較すると以下のようになります。
クリニック/美容外科 | 家庭用 |
---|---|
機器費用:約900万円 施術費用:約25万円 ※全世界平均、トリア調べ |
脱毛器4X:54,800円(税込) 脱毛器プレシジョン:36,800円(税込) |
当然、医療用機器の方が高くなりますが、施術費用との比較でも、トリアの方が安価です。(医療用機器での施術には、人件費もかかりますので、当然といえば当然ですね)
では、2つの大きな違いは何かというと「レーザーの出力数値」です。
トリアは、医療用機器よりもレーザー出力が弱く設定されており、医師でない個人でも扱えるようになっています。つまり、医療用機器の方が、出力の最大数値は大きいです。
ただ、レーザーの出力数値の「幅」を見るとそこまで差はありません。トリアと医療用との数値が重なる部分があります。
イメージをグラフにするとこんな感じ。(※トリア担当者から伺った話を元にイメージ化したもので、グラフの“幅”に根拠はありませんのであしからず…)
レーザーの最大出力数値は、医療用の方が高いものの、トリアは医療用と同様のレーザー脱毛が可能です。
他の家庭用脱毛器との比較
次に、他の家庭用脱毛器との比較を見ていきます。
トリアは日本で唯一の家庭用「レーザー」脱毛器です。他社の脱毛器は、レーザーではく、「フラッシュ(IPL)」脱毛器や「熱線式(サーミコン)」脱毛器となっています。
なぜ他社の商品に同様のレーザー脱毛器がないかというと、レーザー関連の多くの特許をトリアが取得しているためです。
日本では「家庭用レーザー脱毛器=トリア」と考えていいと思います。
ということを踏まえると、「レーザー脱毛」を「フラッシュ脱毛」や「熱線式脱毛」と比較すればよさそうです。
米国のトリアのサイトでは、以下の表が掲載されています。
(引用元:What is Tria At Home Laser Hair Removal? | Tria Beauty)
グラフの1番左がレーザー(LASER)
真ん中の3つがフラッシュ(INTENSE PULSED LIGHT)
1番右が熱線式(HOT WIRE)
の製品の数値です。
あくまで米国のデータからの推察ですが、レーザーはフラッシュ(IPL)よりも強力な出力エネルギーがあります。そのため、より効率的にムダ毛にアプローチするといえそうです。
トリア・パーソナルレーザー脱毛器シリーズの比較
トリア・ビューティから販売されている家庭用レーザー脱毛器は、2016年4月現在、以下の2つがあります。
2つの違いを表にしました。
4X |
プレシジョン |
---|---|
税込価格 | |
54,800円 | 36,800円 |
お手入れの効果 | |
早い方は3ヶ月の定期的なお手入れで効果を実感 | |
製品特徴 | |
全身にプロ仕様のお手入れをスピーディーに実現 | 細かく敏感な箇所のお手入れに適した超スリムな設計 |
お手入れ箇所 | |
口周り ワキ 腕 太もも ひざ下 ビキニライン |
口周り ワキ ビキニライン |
連続して使用できる時間 | |
約30分 (ひざ下のお手入れに十分な時間) |
約15分 (両ワキのお手入れに十分な時間) |
LEDディスプレイ | |
○(照射カウンター付き) | なし |
調整可能な出力レベル | |
5段階調整(1/2/3/4/5) | 3段階調整(低/中/高) |
4Xとプレシジョンどちらを買うべきか
「4X(フォーエックス)」と「プレシジョン」の大きな違いは、本体の大きさで、つまりバッテリーの容量です。
「4X」の方が連続して使える時間(約30分)が長く、ひざ下や太ももの手入れが1回の充電で可能ですが、「プレシジョン」(約15分)だと複数回に分けて行わなくてはなりません。
さらに「プレシジョン」は「4X」より、照射スピードが遅いです。
そのため、「プレシジョン」はワキや口回り、ビキニラインなど、狭い範囲の脱毛の方が向いています。(決して他の部位が脱毛できないというわけではなく、こまめに充電しながらであれば、全身の脱毛も可能です。ただ時間効率がかなり悪くなります。)
ちなみに、「プレシジョン」の方が小さく安いため、脱毛効果も低そうに感じられますが、実は脱毛効果(レーザー出力の強さ)は、どちらも同じです(!!)これは驚きでした。
「プレシジョン」の出力レベル『低・中・高』は、「4X」の出力レベル5段階の『1・3・5』に相当します。
「プレシジョン」はレーザーが弱いのではなく、バッテリーが小さく電池の持ちが少ない、という認識が正解です。
とにかく手間がかかっても安い脱毛器を探しているのであれば「プレシジョン」をおすすめしますが、普通に体全体を脱毛したい場合は「4X」を選んだ方が、使い勝手がよいため無難でしょう。
トリアはどこで買える?
トリアを購入できる場所は、以下の公式サイトや販売サイトなどです。
- トリア(tria)公式サイト
- tria(トリア)楽天市場店
- tria(トリア)Amazon販売店
- tria(トリア)ヤフーショップ
- 「東急ハンズ」「ハンズ ビー」「Loft」「Plaza」など、全国約130の販売店
もし実物を見てみたい場合は、ハンズやロフトなど実店舗で販売しているお店があるので、足を運んでみるといいかもしれません。(トリア製品の取り扱いがあるかは、各店舗に要確認です)
まとめ
以上、トリアの詳しい仕様や、購入前に気になっていた疑問についてまとめました。
実際にトリアを使った感想や他の脱毛器との比較は、別記事に書いていきますのでそちらも参考にどうぞ。