ノンオイルフライヤー「パワーマジックフライヤー XL」を使ってみました|口コミ・評価
油を使わないで揚げ物が作れるという「ノンオイルフライヤー」を使って、実際に調理&試食してみました。
今回使用したのは「パワー マジックフライヤー XL」という製品です。
「パワーマジックフライヤー」は、油を使わずに調理をするのでカロリーを大幅にカットできるのはもちろんのこと、揚げ物以外にもいろんな料理が短時間で作れるので、調理の時短にもなる(!)という便利家電でした。
そんな「パワーマジックフライヤー」で、実際に何品か料理してみた様子と、使い勝手、食べた感想などをご紹介します。
「パワーマジックフライヤーXL」で実際に調理してみた結果
始めに「パワーマジックフライヤー」の基本的な使い方をざっくりと説明しておきます。使い方はとても簡単!
1.食材を入れる 普段通りに下準備した食材を、“網かご”に入れます。 |
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2.ボタンを押す レシピを参考に、「温度」「時間」を設定します。4種類のプログラム設定があるので、1タッチでの調理も可能です。 |
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3.完成! 熱風の対流循環により、ひっくり返さなくてもOK!(ひっくり返した方がよい場合もアリ)まるで油で揚げたように仕上がります。 |
食材を入れて、温度と時間を設定すれば、放っておいても大丈夫。
油で揚げ物をするときのようにずっと見張っていなくてよいし、コンロも使わないので、調理の間にほかの作業をやることができます。
じゃがいもだけで簡単「フライドポテト」
まずはじゃがいもを使って、フライドポテトを作ってみます。
カットしたじゃがいもを「パワーマジックフライヤー」の中に入れて、塩こしょうをまぶします。バターを1切れ入れると、よりおいしい。
操作パネルでメニュー「ポテトフライ(200℃・18分)」をセットします。ボタンを押した後、4秒経過すると自動で加熱が始まります。
10分後に一旦取り出し、全体をゆすって混ぜます。こうやって途中で混ぜることで、まんべんなく火が通ります。
ポイント
調理終了のアラームが鳴ったら、完成!いい具合に焼き色がついたフライドポテトができました。
外はパリッと中はホクホクの食感で、芯が残ることなく中までしっかり火が通っていました。
じゃがいもだけで簡単に1品作れるのでいいですね。これって油で揚げるとなると結構な手間なので、入れるだけでできるのは本当に便利です。
いつもの「豚カツ」だけど油なしでカロリーカット
次は、豚肉を使って「豚カツ」を作ってみます。
揚げる前の、衣をつけるところまではいつも通りの工程です。
「パワーマジックフライヤー」に入れて、200℃・10分に設定します。あとはできあがるのを待つだけ!(途中で1度裏返すとよりよい)
できました。
きちんと焼き色がついていて、見た目は揚げた豚カツと変わりません。
衣はさくっと、お肉はやわらかく、中までしっかり火も通っています。
油で揚げた豚カツと比べると、若干うま味が減るかな?という感じですが、ヘルシーな味わいで、ジューシーさもちゃんとありました。
その割には、大幅にカロリーがカットできるのが魅力!
▲画像は公式サイトより引用
豚カツ150gでのカロリー比較では、油で揚げたものと比べて、約332カロリーも少なくでき上がります。
ダイエット中の方や揚げ物を控えないといけない方でも、おいしく食べられそうです。
失敗なし!「ハンバーグ」もふっくら焼ける
揚げ物以外も試してみよう!というわけで、次は、ハンバーグを焼いてみます。
ハンバーグのタネを作って、「パワーマジックフライヤー」に入れます。
200℃・12分に設定して、スタート。あとは待つだけ。
できあがり!縦にふっくら盛り上がって、肉汁があふれんばかりです。
焼きムラにならず、中までしっかり火が通っているし、ふっくらジューシー!お店のような出来栄えです。
ハンバーグってフライパンで焼くと焼き加減が難しくて、中まで火を通そうとすると外側を焦がしたり、焦げないようにすると中が半生だったりと、なかなか難しいのですが、「パワーマジックフライヤー」なら熱風が全体に行き渡るので、放っておいても焼き加減を失敗しません。
余分な油は落としてくれるので、カロリーも通常調理の2分の1以下になります。これはスゴイ。
サクサクがよみがえる「お惣菜の温め直し」
さらにいいな!と思ったのがこちらの「お惣菜の温め直し」。調理済みのものもよりおいしくいただけます。
買ってきて時間が経った、しなしなのかき揚げとエビフライを「パワーマジックフライヤー」に入れます。
180℃・5分に設定してスタート。
できあがり。
包丁で切るとちゃんと「サクッ」と音がするくらい、サクサクの天ぷらによみがえりました。
中もちゃんと温かくてジューシーで、かなり作りたてに近い食感です。これは嬉しい!
これまでお惣菜の揚げ物はトースターで温め直していましたが、外はカリッとできても中はべっちゃりしたりぬるかったりして、味がかなり落ちるんですよね。
なので、あまりお惣菜の揚げ物は買わないようにしていたのですが、これだったら味もおいしい(許せる)から、スーパーのお惣菜もメニューに加えられそう。
温め直したあとの油受けには、しっかり油が落ちていました。お惣菜の揚げ物も、余分な油を落としてヘルシーにおいしくよみがえります。
お菓子も作れる「かぼちゃのケーキ」
最後に「パワーマジックフライヤー」でお菓子も作れるよ~という例で、かぼちゃケーキをご紹介します。
万能なべに生地を流し入れて、170℃で30分にセット。(略)完成したのがこちらです。
いい感じの盛り付け…(!)しっとりとなめらかな食感でした。
正直ケーキを焼くのは「パワーマジックフライヤー」じゃなくてもいいんじゃないか…という気がしないでもないですが(笑)、機能のバリエーションの1つとしてベイク調理も備わっています。
「パワーマジックフライヤーXL」のおすすめなところ、イマイチなところ
一通り「パワーマジックフライヤー」を体験してみて感じた、メリットデメリットをまとめました。
多機能な「時短」調理家電として優秀!
油を使わないでヘルシーに揚げ物が料理できるだけでなく、グリル、ロースト、ベイク調理も1台でまかなえます。
食材を入れたあと放置しておけるので、これ1台で1品作っている間に、他の調理を平行して行えるから料理の時短に便利!
1人暮らし~2人暮らしにちょうどいい量が作れる
1度に作れる容量が、「2食分~少なめ3食分」くらいです。
ハンバーグだと1度に作れるのは最大3つくらいかな?くらいのサイズ感。
一般的な家庭だとちょっと少なめに感じるかもしれませんが、2人暮らしの我が家にはぴったりなサイズでした。
ちょっと多めに作れるので、1人暮らしの方も意外とちょうどいいサイズのはず。
後片付け、お手入れが楽
油で揚げると油の処理や洗い物が大変ですが、「パワーマジックフライヤー」だと「網かご」と「油受け」を洗うだけで済みます。
▲ 油受け(左)と網かご(右)
油を出したり片付けたりといった手間を考えると、格段に楽になります。
美味しさか?ヘルシーさか?
油を使わないからカロリーを大幅にカットできるのがメリットなのですが、逆に油で揚げたものと比べると味が劣る面があります。
(おいしいことはおいしいのですがあっさりヘルシーな味になるので、揚げ物だと思って食べると別物感がアリ…)
味にこだわりたいときは、あらかじめ食材に油をスプレーしたり塗ったりしておくと、満足できるものに!
美味しさとヘルシーさ、どちらを求めるかは使う人次第。美味しさをとる場合は、もうひと手間必要になります。
収納に場所をとる
よく言われるのは「5合用炊飯器と同じくらい」で、それなりに場所をとります。キッチンだと存在感のある大きさです。
使い勝手を考えると置きっぱなしにしておきたいので、置き場所が確保できるかが課題です。
▲ 女性が持つとこのくらいの大きさ
持ち運びは簡単なので、調理するときだけダイニングテーブルに置いて使っている方もいるらしいです。それもアリかも。
他社ノンオイルフライヤー「ノンフライヤー」「カラーラ」との違いを比較
さて、ここで他社の有名なノンオイルフライヤー2製品と「パワーマジックフライヤー」を比較してみます。
対象はフィリップスの「ノンフライヤー(HD9227)」と、ショップジャパンの「カラーラ」です。※フィリップスの「ノンフライヤー」は種類がいくつかあるので、同価格帯(2万円程度)の製品(HD9227)を選んでいます。
3製品の仕様やレビューを調べてみたところ、調理の方法や、使い勝手、料理の出来栄えやおいしさなどに、大きな違いはありませんでした。
どの製品も「ノンオイルフライヤー」としての機能は十分備わっており、どれを選んでも満足できる(差はない)かと思います。
小さな違いはいくつかあり、それらを比較すると、各製品について以下の特徴があります。
- ノンフライヤー(HD9227)
- カラーラ
- パワーマジックフライヤーXL
本体が大きい(ー)、音がうるさい(-)
容量が多い(+)、シンプルデザイン(+)、食洗機対応(+)
見た目がイマイチ(-)、音がややうるさい(-)
食洗機対応(+)
食洗機非対応(-)
音が静か(+)、おしゃれなデザイン(+)、デジタルパネル(+)
おわりに
ノンオイルフライヤーには各社いろいろな商品がありますが、「パワーマジックフライヤーXL」の特徴としては、音が静か・オシャレな見た目・操作パネルがデジタル、といった感じでしょうか。
肝心の調理機能は、他製品と差はほとんどないため、あとは好みで選んでもよさそうです。