住宅ローンを完済したあとに必要になる「抵当権抹消登記」。
正直、最初は「え、これ自分でできるの?」という感じでした。
きっかけは、夫に「自分でできるらしいよ?やってくれたら司法書士に払う分を私に払うよ」と言われたこと。
……その一言に、ちょっと釣られました(笑)
でも実際にやってみると、法務局でその場で修正する場面はあったものの、最終的には無事に完了。主婦の私でも、自分で抵当権抹消登記を終えることができました。
この記事では、
- 抵当権抹消登記を実際にどう進めたか
- 法務局でどこを修正したか
- 実際にかかった費用
- 自分でできるケース・難しいケース
を、体験ベースでまとめます。
これから抵当権抹消登記を自分でやってみようかなと思っている方の参考になればうれしいです。
抵当権抹消登記を自分でやろうと思った理由
きっかけ自体は、夫に「自分でできるらしいよ」と言われたことでした。
ただ、その時点では「登記って自分でやるものじゃないのでは…?」という気持ちのほうが強かったです。
そこで少し調べてみると、抵当権抹消登記は
- 住宅ローン完済後の比較的シンプルな登記
- 必要書類が金融機関からそろって届くことが多い
- 実際に自分で申請している人もいる
ということがわかりました。
もちろん、住所変更や相続が絡むと話は変わります。
それでも、「条件がシンプルなら、自分でも現実的にできそう」と感じたのが大きかったです。
実際にやってみると、まさにその印象どおりでした。
STEP1 まず何をした?必要書類を確認

最初にやったのは、銀行(または金融機関)から届いた書類の確認です。
住宅ローンを完済すると、抵当権抹消登記に必要な書類が送られてきます。私の場合も、完済後に一式が届きました。
まずは、
- 何の書類が入っているか
- 有効期限があるものはないか
- 不足しているものはないか
を確認しました。
この段階で「見慣れない書類ばかりで不安…」となりがちですが、最初は全部を理解しなくても大丈夫でした。
私は、わからない書類名や意味をひとつずつ確認しながら進めました。
STEP2 登記申請書はどう作った?
次にやったのは、法務局に提出する「登記申請書」の作成です。
ここが一番ハードルが高そうに見えたのですが、実際にはひな形を参考にしながら埋めていくイメージでした。
私は、スマホのWordで申請書を作成しました。そのあと、セブンイレブンのネットプリントで印刷しています。
「パソコンじゃないと無理かな?」と思っていましたが、スマホでも十分対応できました。
作るときに意識したのは、
- 書類に書いてある内容をそのまま写す
- 不動産の情報を正確に書く
- 名前や住所を住民票どおりにそろえる
このあたりです。
ただ、あとで法務局でその場修正が入ったので、最初から完璧じゃなくても大丈夫だと思います。
STEP3 法務局に提出して、その場で修正したこと

申請書と必要書類がそろったら、法務局へ提出に行きました。
私の場合、窓口でそのまま受け取ってもらえたわけではなく、その場でいくつか修正・追記をするよう案内されました。
実際に追加するよう言われたのは、以下の点です。
- 委任状の代理人欄に、夫だけでなく妻(私)の名前も書く
- その下に住所も書く
- 申請書の権利者の名前の横に判子を押す
- 申請書の権利者欄に、日中連絡の取れる電話番号を書く
このとき感じたのは、「少し直す前提で行ってもいいんだな」ということでした。
もちろん大きなミスは困りますが、抵当権抹消のような比較的シンプルな手続きなら、窓口で確認しながら進めやすい印象です。
その場で修正して、無事に受理されました。
STEP4 申請後はどうなる?受理から完了まで約1か月
私は「提出したらすぐ終わり」だと思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。
法務局で受理されたあと、登記完了までは約1か月かかりました。
最初は「えっ、また来るの?」と思いましたが、どうやらこれは珍しいことではなく、普通の流れのようです。
つまり、提出後は約1か月待って受け取りに行く、という2ステップでした。
このあいだに、もし不備があれば法務局から連絡が来るとのことだったので、「とりあえず提出は終わった」と思って待っていました。
STEP5 最後に登記完了証を受け取り、無事終了

約1か月後、法務局へ登記完了証を受け取りに行きました。
これで、無事に抵当権抹消登記は完了です。
「本当に自分でできた…!」という感じで、かなりホッとしました。
ちなみに、受け取った登記完了証がまったく同じ内容で2枚あって、最初は「えっ、何これ?」と少し戸惑いました。
不動産番号も同じで、一言一句同じ。見比べても違いがわからなかったのですが、こういうこともあるようで、実際にはそのまま保管しておけば問題ないケースもあるみたいです。
細かいところで「これ大丈夫?」と思う場面はありましたが、最終的には無事完了できてよかったです。
かかった費用まとめ|実際の総額は2,020円
無事に手続きが終わって、あらためて今回かかった費用をまとめると、以下のとおりでした。
- 登録免許税:2,000円
- 申請書の印刷代:20円(セブンイレブンのネットプリント)
- 交通費:0円(法務局まで自転車で片道7分)
合計:2,020円
今回の登録免許税は、不動産2つ分で2,000円でした。(抵当権抹消登記の登録免許税は、不動産1つにつき1,000円です。)
申請書はスマホのWordで作って、そのままネットプリントで印刷。法務局も自宅から近かったので、交通費もかかりませんでした。
正直、ここまで少ない実費で終わるとは思っていなかったので、「自分でやる価値、かなりあるかも」と感じました。
自分でできるケース・難しいケース
今回やってみて感じたのは、抵当権抹消登記は“比較的、自分でやりやすい手続き”だということです。
ただし、すべてのケースでおすすめできるわけではないとも感じました。
自分でやりやすいケース
- 住宅ローン完済後の、一般的な抵当権抹消
- 金融機関から必要書類がそろって届いている
- 住所や氏名に大きな変更がない
- 法務局に行ける距離・時間がある
- わからないことを調べながら進めるのが苦ではない
こういうケースなら、初めてでも比較的チャレンジしやすいと思います。
難しくなりやすいケース
- 引っ越しで住所が変わっている
- 結婚などで氏名が変わっている
- 相続が絡んでいる
- 書類に不足や期限切れがある
- 平日に法務局へ行くのが難しい
- 「自分で判断するのが不安」と感じる
こういう場合は、手続きが一段複雑になりやすいので、司法書士さんに相談した方が安心だと思います。
私自身も、もし相続や住所変更が絡んでいたら、たぶん自分だけではやらなかったと思います。
自分でやってみて感じたメリット
実際にやってみて感じたメリットは、主にこの3つです。
1. 費用をかなり抑えられる
一番わかりやすいメリットは、やはりここです。
今回は実費だけで済み、司法書士さんへの報酬がかからなかったぶん、費用をかなり抑えられました。
手間はかかりましたが、「この内容なら自分でやってよかった」と思えました。
2. 「自分でもできるんだ」という自信になる
最初は不安でしたが、無事に終わると達成感がありました。
難しそうに見える手続きでも、順番に確認していけば意外とできるという経験になったのは大きかったです。
3. AIを使うと、個人でも進めやすい
今回すごく感じたのが、こういう手続きはAIと相性がいいということでした。私は実際に、ChatGPTを使いながら進めました。
もちろん、制度を最初から最後まで理解して、全部を自力だけで判断したわけではありません。
でも、
- わからない言葉の確認
- 申請書のたたき台づくり
- 手順の整理
- 「次に何をすればいいか」の確認
こういった部分では、かなり助けられました。
だからこそ今回は、“全部を完璧に理解してからやる”ではなく、必要なことを確認しながら進めるという形でも、十分やりきることができました。
まとめ|一番感じたのは「思ったより現実的だった」ということ
抵当権抹消登記を自分でやってみて、一番感じたのは、「思っていたより、ちゃんと現実的にできる手続きだった」ということです。
もちろん、誰にでも・どんなケースでもおすすめできるわけではありません。住所変更や相続が絡む場合は、司法書士さんに相談したほうが安心だと思います。
それでも、条件がシンプルにそろっているなら、主婦の私でもできたというのは、これからやる人にとってひとつの参考になるはずです。
もし「自分でできるかな?」と迷っているなら、一度検討してみる価値はあると思います。